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誤解しがちな洋食のマナー

西洋料理の正式なフルコースに、まあ店によって程度の違いはありますがドレスコードがあったり、また、いろいろと小難しいテーブルマナーがあること、それ自体はよく知られています。
ですが、日本人が当然ふつうのことと思っているけれど、実はそれは西洋のマナーではない、あるいは西洋のマナーに反する、という点もあります。

 
よくあるのが、フォークの背にライスを乗せて食べる「マナー」。
あれは西洋式のマナーではありません。
日本に西洋の食べ物が入ってきたあと、日本人が日本人なりにそれらしいマナーで食事をしようと、日本で独自に考えだされた、日本人に固有の風習です。

 
西洋人は、そもそもライスを食べる機会自体が日本人よりはるかに少ないでしょうが、別に普通にフォークの腹ですくってライスを食べています。
背にライスを乗せる習慣は、ある程度「日本人の奇習」として周知されているので、たとえば外国のレストランでやったとしてもマナーが悪いとみなされることはありませんが、それが正しいマナーであるというわけではないので、注意しましょう。

 
次に、ワインについてのマナー。
ワイングラスには触れないことが基本です。
ワインをついでもらうときにも、手を添えるのは避けましょう。また、これが誤解されがちなのですが、ワイングラスの場合、乾杯でグラスを合わせてはいけません。
ワイングラスというのは本来乾杯用に作られてはおらず、割れる可能性があるからです。

 
ちなみにビールジョッキは乾杯で合わせて構いません。頑丈ですので。
女性を前にしたディナー、恥をかかない程度の、最低限のマナーは覚えておく必要がありそうです。

 



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