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寿司屋の作法

寿司というものは、もともと本来、高級料理として生まれたものではなく、発酵保存食品であったものが手軽な軽食となり、人々に愛されるあまりいつしか一部の店がやたら高級化してグルメの頂点にまで食い込むようになった、という性質のものです。

 
フレンチになぜ面倒なナイフとフォークの使う順番などがあるかというと、あれは実はもともと(歴史的には複雑な経緯があるのですが実は外国からフランスに入った)王宮での食事の作法を受け継いでいるからです。

 

 
寿司は庶民のものです。
ゆえにそんなものは、もともとはありません。

 
「最初に食べるのはなになにで、最後にはうんぬん」といったうんちくを語る人は大勢いますが、基本的に普遍的な決まりは無いと思って間違いありません。
どういう順番で食べていくのがおいしいとか、ないわけではないのですが、マナーとは別の問題ですから好きにしましょう。
ただし、やらないほうがいいこと、というのはあります。

 
スーパーで買った寿司を自宅で食べる分にはともかく、職人の前で絶対にやってはいけないのは、寿司からネタをはがすこと。
「追いはぎ」といって、タブーです。
最悪、店から追い出されるかもしれないレベルのタブーです。
追い出されないにしてもたいへん嫌がられますし、そんな食べ方はあらゆる意味でおすすめできないのでやめましょう。

 
もうひとつは、ガリ、まずどんな寿司屋でもただで置いてありますが、あれをむやみに食べること。
ガリは箸休めにかじるものです。
みっともないからやめましょう。
しかし、逆にいえば、この程度です。

 
皿とナイフの間で音を立てた程度でマナー違反だとか言われる世界とは、まったく違うのが寿司と言うもののよいところではあります。
気楽に女性を喜ばせることのできる、もっとも身近で、安くはないディナーでもあるということです。

 


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